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Posted by さがファンブログ事務局 at

2009年09月11日

深い呼吸について

新谷弘実先生の新刊「細胞から若返る生き方」(講談社)より抜粋します。


深い呼吸が細胞を元気にする理由

・・・体内の免疫機能を高めるうえで無視できない、呼吸と免疫の関係について
言及しておきましょう。

 私たちは呼吸をすることで酸素を体内に取り込み、これを肺から血管を通じて
全身の細胞に運んでいます。食べ物の栄養素も同じように細胞に運ばれ、
食べ物の栄養素も同じように細胞に運ばれ、細胞内のミトコンドリアで活動する
ためのエネルギー(ATP)に変換されますが、この過程で酸素との結合がどう
しても必要になってくるのです。

 つまり、いくらしっかりと栄養補給したからとしても、細胞内に十分に酸素が
供給されていなければ、それはエネルギーになりません

「生きている限り誰だって呼吸をしているのだから、特に問題がないので
は?」と思われたかもしれませんが、呼吸の仕方ひとつで代謝のレベルはいく
れでも変わってしまいます。

 たとえば、禅の修業のシーンを思い浮かべてください。
修行者が伝統的に行ってきたのは、おなかにたまった息をすべて吐き出し、
鼻からゆっくりと吸い上げる、いわゆる「腹式呼吸」です。
下腹部(へその下3センチ)にあるとされる丹田(たんでん)を鍛えることから
丹田呼吸とも呼ばれるようですが、こうした呼吸法を実践してきたのは、
細胞にたっぷりの酸素を送り込み、心身を活性化させる目的があったからで
しょう。

 要するに、「深い呼吸」で通常よりも多量の酸素を取り入れることで、少ない
栄養素でも十分にエネルギー代謝がうながされる
ことになるのです。
食べたものを有効活用できるので、細胞内に無駄なゴミがたまりません。
彼らが小食でも厳しい修行に打ち込めるのは、そのためだと考えられます。

 しかも、こうした修行者が普段口にしているのは植物性の食材を中心とした
精進料理ですから、腸がキレイになり、その点からも細胞内のデトックスがうな
がされます。

呼吸によって肺(胸腔)と腸(腹腔)の境界にある横隔膜が刺激されることで、
腸の蠕動が高まる効果もあるのでしょう。

 これに対して、現代人はどうでしょうか?
多くの人は細胞内のゴミになりやすい動物性たんぱく質を食べすぎ、腸も細胞
もすっかり疲弊
してしまっているとお話して来ました。
呼吸のほうも似たり寄ったりではありませんか?

 たとえば、禅の修業のシーンを思い浮かべてください。、イライラしっていたり、
怒っていたりすると、呼吸がとても浅くなることはご存知でしょう。
こんな状態では心身がリラックスできず、腸の消化・呼吸にも支障がでてきま
す。
そもそも、こうした状態の時は食事も不規則になりがちです。
エネルギー代謝があまりうまくいく状態にないことがわかるでしょう。

 まずは、つねに「深い呼吸」を心がけること。
できれば鼻から吸い込み、口からゆっくり吐き出す複式呼吸を、起床後や仕事
を始める前、お風呂上りなどに行う習慣をつけてください。
息を長くすることが「長息=長生き」の秘訣なのです。
「深い呼吸」は、結果として、自然免疫を高めることにつながります。

 禅の修行者のように何時間も行う必要はありません。
1回5分程度でもこまめに行う習慣をつけるようにしてください。


呼吸法については、私もヨガの呼吸法などいろいろ研究していますが、
今バイブルとしている著書があります、心身統一合氣道の創始者、合氣道十段
藤平光一先生の著書「氣の呼吸法」です。
藤平光一先生は、世界中に合氣を普及した人物で、野球評論家の広岡達朗氏
など多くの著名な弟子がいらっしゃいます。また、ホークスの王会長の現役時代
に荒川氏に頼まれ1本足打法を指導したことは有名です。
だれにでも取り組みやすい、呼吸法がわかりやすく書いてありますよ。

呼吸は1日中しているわけですから、呼吸法はいつでもどこでもできます。
何か運動をしたいけど、ヒザや腰が悪くてウォーキングもできないという人でも
簡単に実践できます。
集中する時間がなかったら、寝るときに寝床で、ゆっくり腹式呼吸をするだけでい
いと思います。
深い睡眠が得られますよ。




  

Posted by 小象 at 23:28Comments(0)健康情報