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Posted by さがファンブログ事務局 at

2010年05月22日

いのちをいただく

今日の佐賀新聞のコラム「有明抄」で、「いのちをいただく」という言葉に目が止まりました。

いのちをいただく」という絵本がありますが、九州で活躍するタレントの徳永玲子さんが、絵本の朗読(読み聞かせ)をされている動画がありますので、リンクしておきます。
ハンカチを用意してみてくださいね。

↓さぐる九州大陸より、「いのちをいただく」
http://sagurukyushu.com/wp/collection/life.html

我々は、動物や野菜の命をいただいています。
生産者や加工される方、食に対して、感謝することを改めて考えさせられます。



(以下、2010/5/22 佐賀新聞「有明抄」転載)
 熊本市食肉加工センターで働く坂本義喜さん(53)を訪ねた。
「坂本ですっ」。
まっすぐ明るい声が第一印象
◆坂本さんは中学を卒業すると、両親も働いていた加工センターに。
牛や豚など家畜を解体し食肉にする仕事。
坂本さんはいやで仕方なかった。
心の中はすぐに見抜かれ「そんなにいやだったら辞めてしまえ!」。
父親に一喝されて職場を去ったが、また復帰した。
「ほかに何もできなかったから」
◆牛を食肉にする人がいなくては誰とて牛肉は食べられない。
豚肉だってそうだ。
だから大切な仕事だということは分かっているが、生きている家畜の命をとるのである。
解体前のもの言わぬ動物の目を見ると坂本さんはたまらなくなる。
だからいやだった
◆そんな坂本さんを小3の次男の一言が変えた。
「お父さんが仕事ばせんと、みんなが肉ば食べられんとやね」。
父親の仕事を「カッコ悪い」と隠そうとしていた次男の担任が「坂本、お前のお父さんが仕事をしてくれているから日本中のみんなが肉を食べられるとぞ。
すごか仕事ぞ」と諭してくれたのだ。
20年前のことである
◆人は誰でも肉や魚、野菜、果物などを食べて生きている。
生きるとは食べること。
人の命はそんな食べ物の〝いのち〟をいただいてこその命なのだ。
しかし、私たちはどうだろう。
食べられるために奪われた〝いのち〟の意味も考えず、坂本さんの胸の痛みや苦しみを知ることもなく食べて、生きている
◆日々の食卓に感謝しないなどもってのほかだ。
坂本さんが来月12日、佐賀市文化会館で開かれる「食育推進全国大会」で講演する。
「いのちをいただく」とはどういうことか。
飽食の日本で今、大切なのは坂本さんの思いを共有することである。(賢)
(以上佐賀新聞「有明抄」より転載)



口蹄疫がはやく沈静化しますように。


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Posted by 小象 at 18:00Comments(2)日々の出来事